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freeeにクレジットカードを連携する設定手順|自動取得できないときの代わりの方法まで

カードの基礎知識

事業用のクレジットカードを持っていると、会計ソフトとの連携が経理の作業時間を大きく左右します。連携がうまくいけば明細は自動で流れ込み、あとは仕訳を確認するだけです。逆に連携でつまずくと、いつまでも手入力から抜け出せません。

この記事では、freee会計にクレジットカードを連携する設定手順を、公式ヘルプの記載に沿って解説します。あわせて、自動で取得できないカードに当たったときの代わりの手段まで押さえます。仕訳そのもののルールではなく、あくまで「つなぐ作業」に絞った内容です。

ナビ助
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「連携すれば全部自動」って思われがちだけど、実はカードによって挙動がけっこう違うんだペン!そこを知っておくとハマらないよ!

連携には「通常連携」と「API連携」の2種類がある

まず知っておきたいのが、freee会計のクレジットカード連携には二つの方式があるという点です。freee会計の公式ヘルプには次のように書かれています。「クレジットカードの連携方法には、『通常連携』と『API連携』の2種類があります」。

そして、API連携の対象となるカードが具体的に挙げられています。

ポイント

freee会計でAPI連携の対象になるカード(公式ヘルプの記載)
・JCBカード(API)
・アメリカン・エキスプレス – ビジネス・カード(API)
・セゾンカード
・UCカード
公式ヘルプには「それ以外が『通常連携』となります」と記載されています。

方式によって最初の画面が変わる

この違いは、設定の途中で体感できます。公式ヘルプによれば、API連携のカードを選んだ場合は「連携先側の認証画面に遷移するので、認証情報の入力を実施してください」となります。カード会社側の画面で認証する形です。

一方、通常連携の場合は「『ログインに使用するアカウント情報を入力してください』画面にて、クレジットカードのオンラインサービスで利用しているログイン情報(ID・パスワード)など、表示に従ってアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします」と案内されています。freee側にカード会社のログイン情報を預ける形になります。

クレジットカードを新規に連携する手順

freee会計の公式ヘルプに掲載されている手順を、順を追って整理します。

ポイント

1. [マスタ・口座]メニュー →[口座]をクリック
2. [+登録]ボタン → 登録する口座のカテゴリを「クレジットカード」、口座へのデータの取得方法を「自動で取得」を選択して[登録]をクリック
3. 「連携先を選択してください」画面で連携先名を検索・クリックし、「〇〇カードと連携しますか?」画面で[次へ]をクリック
4. API連携なら連携先の認証画面へ。通常連携ならカードのオンラインサービスのID・パスワードなどを入力
5. 「〇〇カードとの接続を確認しています」画面が出るので、確認が終わるまで待つ
6. カードによっては追加認証(例:秘密の質問など)がある。入力して[更新]をクリック
7. 「連携するクレジットカードを選択してください」画面で、対象のカードにチェックを入れて[次へ]
8. 「明細の取得を開始する日を設定してください」画面で、希望の取得開始日を選ぶ
9. 手順7で複数選んだ場合は、取り込み方法を選択して[次へ]
10. 「口座」の一覧画面へ戻り、データの更新が実行される

ログインできないカードは、そもそも連携できない

手順4のところで、公式ヘルプは明確な警告を出しています。「クレジットカードのオンラインサービスにログインができない場合、連携設定を進めることができませんのでご注意ください」。

そのうえで「画面に表示されている『ログインページ』のリンクから、今回連携設定しようとしているクレジットカードのオンラインサービスにログインできるか、ご確認ください」と案内されています。

つまり、会員サイトのIDやパスワードがわからない状態では、連携作業そのものが始められません。作業に取りかかる前に、カード会社の会員サイトへ自分でログインできることを確かめておいてください。ここでつまずく人がかなり多い場所です。

「明細の取得を開始する日」の決め方

手順8で取得開始日を指定します。ここを深く過去にさかのぼりすぎると、すでに手入力で登録済みの取引と重複する可能性があります。逆に浅すぎると、必要な期間の明細が入ってきません。

開業日や、その事業年度の期首など、区切りのいい日を基準にするとあとの整理が楽になります。

期首や事業年度といった会計の基本から確認しておきたい方は、個人事業主向けに書かれた会計の本を1冊手元に置いておくと、設定で迷ったときの判断材料になります。

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ナビ助
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取得開始日は最初の設定でしか触らないところだから、ここは落ち着いて決めるといいんだペン!

家族カードや従業員カードはどう扱われるのか

1枚のカードに追加カードがぶら下がっている場合の扱いも、公式ヘルプに説明があります。

「クレジットカードのオンラインサービスで利用している1アカウントの中で、複数のメインカードを管理している場合は、この画面で複数のクレジットカードが表示されます」としたうえで、こう続きます。「親子カードの子カードや従業員カードの明細は、メインカードを連携時にまとめて取得されるためここでは複数表示されません また明細取得後、どの明細がどのカードかの識別は可能です」。

従業員カードの分は、メインカードを連携すれば一緒に入ってくるという設計です。1枚ずつ登録する必要はありません。

複数のメインカードがあるときの口座のまとめ方

同じアカウントで複数のメインカードを管理している場合、freee側で口座を分けるか、まとめるかを選べます。公式ヘルプは、まとめる方を推奨する形で理由まで書いています。

「一般的には、クレジットカードのオンラインサービスで利用している1アカウントの中で複数のメインカードを管理している場合、ご利用金額の引き落とし(口座振替)は同一銀行であることが多いです。その場合は『口座を選んで取り込む』を選択し、『取り込み先口座』にすでに同一アカウントを用いて登録した作成済みの口座を選択して、口座をまとめることがおすすめです」。

理由として「こうすることによって、明細取得後のご利用金額の引き落としが発生した際の経理処理が楽になります」と説明されています。引き落としが1本にまとまっているのに、freee上で口座が分かれていると、消し込みの手間が増えるという話です。

明細が入ってくるタイミングは「確定後」が基本

連携したのに明細が出てこない、という相談は多いのですが、これは仕様である場合がほとんどです。

公式ヘルプは「クレジットカードの明細がfreee会計へ取り込まれるタイミングは、基本的に『その明細が「確定」状態となった以降』です」と説明しています。

ここでいう確定とは何かについても定義が書かれています。「『確定』状態とは、クレジットカードの利用直後に明細が確認できるようになったタイミングではなく、一般的にクレジットカードの利用月におけるお支払い金額が決定した状態を指します」。

注意

公式ヘルプにはこう書かれています。「クレジットカードのオンラインサービスからは利用明細が確認できてもそれらの明細が『未確定』な状態である場合、freee会計上で同期をしても明細が取得できない期間が発生します」。カード会社の画面に出ているのにfreeeに来ないという状態は、不具合ではなく確定待ちのことが多い、ということです。

未確定明細に対応しているカードもある

ただし例外もあります。公式ヘルプには「一部のクレジットカードは『未確定明細の取得』にも対応しております。『未確定明細の取得』に対応している場合は、そのクレジットカードの『確定』タイミングを待たずに明細の同期が可能です」とあります。

どのカードが対応しているかは、freeeの「クレジットカード利用明細の連携機能まとめ」というページで、カード別の一覧表として公開されています。使いたいカードが決まっているなら、ここを先に見ておくと期待値の調整ができます。

自動取得ができないカードだったときの進め方

ここがこの記事のもうひとつの本題です。すべてのクレジットカードがfreee会計の同期に対応しているわけではありません。

freee会計は「freee会計と連携(同期)できるクレジットカード一覧」というページを公開しており、同期対象のカードと対象外のカードを整理しています。DCカード、dカード、JACCSカード、JCBカード、MUFGカード、NICOSカード、UCカード、VIEWカード、TOKYU CARD、UCSカード、SuMi TRUST CLUBカード、アメリカン・エキスプレスなど、多数のカード名が挙げられています。

ポイント

公式ヘルプには、一覧に載っていないカードについての補足もあります。「クレジットカード会社側のWebサービス画面で、ログインページが同一の場合は、カード名が異なっていても同期が可能な場合があります。そのため、記載のないクレジットカードでも下記の各社クレジットカード会社のログインページをご確認の上お試しください」。名前が載っていない=即アウトではないので、一度試す価値はあります。

方法1:CSVの明細アップロードを使う

同期に対応していない場合の代替手段として、公式ヘルプは明細のアップロードを案内しています。

まず口座の登録について、「お手持ちの銀行・クレジットカードおよびデビットカード・その他連携サービスがfreee会計の同期に対応しておらず、『freeeが同期対応している口座の一覧』画面に対象となる口座名が表示されない場合でも、手動にてfreee会計上に口座を登録することができます」と記載されています。

そのうえで明細の取り込み方です。「連携先側でインターネットバンキング等のご契約をしている場合は、明細をCSVファイル形式などでダウンロードが可能なケースがあります。明細ファイルのダウンロードが可能な場合は、『明細アップロード』機能をご利用いただくことで、freee会計で登録した口座に一括で明細を取り込むことができます」。

つまり、カード会社の会員サイトからCSVを落として、freeeに読み込ませるという流れです。カード会社別のCSVダウンロード事情はクレジットカード明細のCSVダウンロード方法にまとめてあります。パソコンからしか落とせない会社があるなど、条件は会社ごとに違います。

方法2:明細ファイルを自分で作る

カード会社側でCSVすら落とせない場合もあります。その場合について、公式ヘルプは「明細ファイルのテンプレートなどを利用して明細ファイルをExcelやGoogle スプレッドシートなどで作成し、『明細アップロード』機能から取り込むことができます」と案内しています。

freee側に明細ファイルのテンプレートが用意されているので、そこに転記して取り込む形です。

方法3:件数が少ないなら1件ずつ登録

公式ヘルプには「取り込みたい明細の件数が少ない場合などは、freee会計上で1件ごとに明細を手動登録することも可能です」ともあります。月に数件しか事業用の支払いがないなら、これがいちばん早いこともあります。

手で登録する場合は、元になるレシートや利用控えを手元にそろえておくことが前提です。月ごとに仕分けられる領収書ファイルがあると、入力のときに探し回らずに済みます。

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取り込んだ明細をどの勘定科目でどう仕訳するかは、この記事の範囲を超えます。仕訳のルールは個人事業主のクレジットカード経費の仕訳方法にまとめてあるので、そちらをあわせてご覧ください。

いずれの方法でも、取り込みが終わったあとは同じです。公式ヘルプには「明細の取り込みが完了後は、『自動で経理』にて記帳することも可能です」と書かれています。入り口が違うだけで、そこから先の作業は変わらないということです。

ナビ助
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自動連携できなくても詰みじゃないんだペン!CSVアップロードって道が残ってるから、まずはカード会社側でCSVを落とせるか見てみよう!

freee会計の料金プラン(個人事業主向け)

連携機能を使うにあたって、どのプランを選べばいいかも気になるところです。freeeの公式サイトに掲載されている個人事業主向けの料金プランを整理します。

プラン 月払い 年払い 主な内容
スターター 1,780円/月(年額21,360円) 11,760円/年(月額換算980円) 確定申告書類の作成、レシート撮影(月5枚まで)、銀行・クレカの明細取得、見積書・請求書の作成、チャット・メールサポート
スタンダード 2,980円/月(年額35,760円) 23,760円/年(月額換算1,980円) スターターの全機能+消費税申告(インボイス制度対応)、レシート撮影(月10GBまで)、自動レポートの出力、チャット・メールの優先対応
プレミアム 年払いのみ 39,800円/年(月額換算3,316円) スタンダードの全機能+電話サポート、乗換代行サービス、税務調査サポート(30時間分)、組織向けの経理業務機能
入力おまかせ 年払いのみ 49,800円/年(月額換算4,150円) プレミアムの全機能+入力・仕訳作業の代行

公式サイトには「表示価格はすべて税抜きです」と明記されています。また入力おまかせプランには注記があり、「基本料金には60件/月の処理が含まれます。61件目からは70円(税別)/件の従量課金が発生します」とされています。記事執筆時点の内容です。

ポイント

連携という観点で重要なのは、公式サイトが「銀行・クレカの明細取得」を全プラン共通の機能として位置づけている点です。「1,000以上の対応口座・サービスから明細データを自動で取得します」とも記載されています。カードを連携したいという目的だけなら、いちばん下のプランでも機能自体は使えます。

法人向けは別の料金体系になっている

法人でfreee会計を使う場合は、個人事業主向けとは別のプランが用意されています。公式サイトの中小企業向け料金ページには、スターター、スタンダード、アドバンス、エンタープライズという4つのプランが掲載されており、従業員規模や支払方法(年払い・月払い)によって表示される金額が変わる仕組みになっています。

金額はメンバー追加や経費精算などの従量課金と組み合わせて決まるため、この記事では個別の金額を挙げることは控えます。freee会計 中小企業向け料金プランで条件を選んでご確認ください。

連携がうまくいかないときのチェックリスト

症状 確認するところ
連携先の一覧にカード名がない freeeの「連携(同期)できるクレジットカード一覧」を確認。ログインページが同じなら別名でも通ることがある
ID・パスワードで弾かれる カード会社の会員サイトに直接ログインできるか試す。ログインできない状態では連携を進められない
追加認証の画面で止まる 秘密の質問などの追加認証がある。誤りがないか確認して再入力
連携はできたが明細が来ない 明細が「確定」状態になっているか。未確定明細に対応していないカードでは取得できない期間が出る
従業員カードの明細が見当たらない メインカードを連携すればまとめて取得される。取得後にカードごとの識別が可能
取り込んだ明細の内容が変わった 公式ヘルプに「明細の変更を検知したというアラート」の項目がある。変更内容を確認して反映できる
そもそも同期に対応していない 手動で口座を登録し、CSVの明細アップロードに切り替える

よくある質問

Q1. 個人用のクレジットカードもfreeeに連携できますか?

技術的には連携できます。ただし公式ヘルプには「【法人】プライベートのクレジットカードを同期設定した場合の登録方法」という専用の項目が用意されており、通常とは扱いが異なります。事業用と個人用は分けて管理する方が、あとの処理はシンプルになります。

Q2. 連携すればどのカードでも自動で明細が取れますか?

いいえ。同期に対応していないカードがありますし、対応していても未確定明細は取得できない期間が発生します。公式ヘルプにも、明細が確定状態になって以降に取り込まれるのが基本と明記されています。自動取得を前提にしすぎず、CSVアップロードという代替手段があることを知っておくのが安全です。

Q3. カードのID・パスワードをfreeeに渡すのが不安です。

通常連携ではカードのオンラインサービスのログイン情報を入力する形になります。これに抵抗がある場合は、API連携に対応しているカード(公式ヘルプではJCBカード(API)、アメリカン・エキスプレス – ビジネス・カード(API)、セゾンカード、UCカードが挙げられています)を選ぶか、CSVアップロードで運用する方法があります。

Q4. 連携した明細はどのくらいさかのぼれますか?

連携時に「明細の取得を開始する日」を指定できますが、実際にどこまで取れるかはカード会社側が提供している範囲に左右されます。カード会社の明細照会が15か月程度までという例が多いため、それより古い期間は自動では取り込めないと考えておくのが現実的です。

Q5. 複数のカードを1つの口座にまとめるべきですか?

同じアカウントで管理していて引き落とし口座が同じなら、まとめる方が処理は楽になります。公式ヘルプも「口座をまとめることがおすすめです」としたうえで、「明細取得後のご利用金額の引き落としが発生した際の経理処理が楽になります」と理由を挙げています。

Q6. freeeが発行しているカードもありますか?

あります。公式ヘルプには「freeeユーザー向けに開発された法人限定カード『freeeカード Unlimited』」の記載があり、「同期エラーが少なく、安定して同期機能をご利用いただけます」「カード利用から最短数秒で明細が同期され、費用管理がしやすくなります」と説明されています。ただし同ヘルプには「『freeeカード Unlimited』は法人限定クレジットカードのため、個人事業主様はお申し込みいただけません」と明記されています。個人事業主向けのカード選びは個人事業主におすすめのビジネスカードを参考にしてください。

Q7. 連携の設定は最初に一度やれば終わりですか?

基本的には一度で済みますが、カード会社側でパスワードを変更したり、新しいメインカードを発行したりすると再設定が必要になることがあります。公式ヘルプには「連携設定後に、クレジットカード側で新しく追加で発行したメインカード」を、登録済みアカウントを使って追加連携する手順も用意されています。

まとめ

freee会計とクレジットカードの連携は、手順自体はシンプルです。つまずくポイントを先に知っておくことが、いちばんの時短になります。

ポイント

・連携方式は通常連携とAPI連携の2種類。API連携の対象はJCBカード(API)、アメリカン・エキスプレス – ビジネス・カード(API)、セゾンカード、UCカードと公式に記載されている
・入口は[マスタ・口座]→[口座]→[+登録]。カテゴリは「クレジットカード」、取得方法は「自動で取得」
・カード会社の会員サイトにログインできない状態では、連携作業を進められない
・従業員カードや子カードの明細は、メインカードを連携すればまとめて取得される
・明細が入ってくるのは原則「確定」後。未確定明細に対応しているカードは一部
・同期非対応なら、手動で口座を登録してCSVの明細アップロードに切り替えられる
・「銀行・クレカの明細取得」は個人事業主向けの全プラン共通機能と公式に案内されている

公式の情報源は以下です。仕様も料金も改定されることがあるので、作業前に最新の内容をご確認ください。

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連携する前に「カード会社の会員サイトにログインできるか」だけ確かめておくと、途中で止まらずに済むんだペン!これが最短ルートだよ!
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