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スーパーでの食費支払いで還元を上げるカードの選び方|対象店舗と上限で比較する

クレジットカード比較

食費は、毎月ほぼ同じ金額が出ていく支出です。だからこそ「還元率の高いカードに変えれば年間で数万円変わる」と言われがちなのですが、実際にスーパーで使ってみると、期待したほどポイントが付かないことがあります。

理由ははっきりしています。スーパーは、カード会社が指定する優遇対象の業種に入っていないことが多いからです。この記事では、還元率の数字ではなく「その優遇が自分の行くスーパーで効くのか」という観点から、カードの選び方を整理します。掲載している還元条件は、いずれも記事執筆時点で各社の公式サイトに掲載されていた内容です。

ナビ助
ナビ助
「高還元カード」って書いてあっても、スーパーで効くとは限らないんだよね。今日は「どこで効くのか」を見分ける話をしよう。

高還元カードの優遇が、スーパーで効かない理由

まず具体例を見てみます。三井住友カード公式サイトのナンバーレスカードの案内ページには、優遇の対象について次のように記載されています。

  • 対象のコンビニ・飲食店での利用で7%ポイント還元(通常のポイント分を含んだ還元率)
  • カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
  • 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗がある

ここで注目したいのは、対象として挙げられているのが「コンビニ・飲食店」だという点です。スーパーは対象の業種として記載されていません。つまり、このカードをスーパーで使っても優遇は効かず、通常の還元率での積算になります。

注意

「7%還元のカードだから食費もお得」という理解は成り立ちません。優遇の対象業種を確認せずに食費を寄せると、期待した還元にならないまま1年が過ぎます。

この構造は、多くの高還元カードに共通しています。優遇の対象になっているのはコンビニ、飲食店、特定のネット通販といった業種で、日常のスーパーが含まれているケースは限られます。スーパーで還元を上げたいなら、「そのスーパーを対象にしている仕組み」を探すという順番で考える必要があります。

スーパー側の系列カードは、仕組みが違う

スーパーを対象にしている代表的な仕組みが、そのスーパーの系列が発行しているカードです。ただしここにも読み違えやすい点があります。

イオンカード公式のイオンカードセレクトのページには、イオングループ対象店舗の特典として次のように記載されています。

内容 公式サイトの記載
基本の積算 イオンマークのカード払い200円(税込)ごとに1WAON POINT
イオングループ対象店舗 WAON POINTがいつでも基本の2倍
毎月20・30日 「お客さま感謝デー」は買い物代金が5%OFF
毎月15日(55歳以上の会員限定) 「G.G感謝デー」は5%OFF

公式ページには「基本とは、200円(税込)ごとに1WAON POINT進呈をさします」という注記も出ています。つまりイオングループ対象店舗では200円で2ポイント、率にすると1%にあたる積算です。

実際にどれだけ付いたかを確かめたいときは、スーパーのレシートを月ごとにまとめておき、明細の付与ポイントと見比べると分かりやすくなります。レシート整理用のファイルがあると、この作業が続けやすくなります。

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「5%OFF」と「還元」は別物

ここがいちばん誤解されやすい部分です。感謝デーの5%OFFは、レジで会計金額そのものが引かれる「割引」であり、ポイント還元ではありません。

この違いは、実際の受け取り方に影響します。

割引(5%OFF) ポイント還元
受け取るタイミング その場で会計が減る 後日ポイントが付与される
受け取る形 現金と同じ扱い ポイント(使い道に制約がある場合あり)
有効期限 なし ポイントごとに期限がある

割引はその場で手元の支出が減るぶん、ポイント還元より扱いやすい仕組みです。食費の買い出しを感謝デーに寄せられる生活リズムなら、還元率だけを追うより効果が出やすいと言えます。逆に、平日の決まった曜日にしか買い物に行けない方には効きません。

ナビ助
ナビ助
割引と還元をごっちゃにして計算してる人、けっこう多いんだ。「その場で引かれる」か「あとでポイント」か、まずそこを見分けよう。

食費で意外と効く「端数の切り捨て」

食費が他の支出と違うのは、1回あたりの金額が小さく、回数が多いという点です。ここで効いてくるのが、ポイント計算の単位と切り捨てのルールです。

各社の公式サイトに記載されている基本の積算単位を並べると、次のようになります。

カード会社/ポイント 基本の積算単位
楽天カード(楽天ポイント) 100円につき1ポイント
JCB(J-POINT) 200円(税込)につき1ポイント
イオンマークのカード(WAON POINT) 200円(税込)ごとに1WAON POINT
JALカード(ショッピングマイル) 200円=1マイル

単位が200円のカードでは、会計が3,150円だった場合、3,000円分までしかポイントの計算に入りません。150円が切り捨てになります。単位が100円のカードなら3,100円分が計算に入り、切り捨ては50円です。

切り捨てが「買い物ごと」か「月合計」かで結果が変わる

もう一段深い違いがあります。切り捨ての計算を、1回の会計ごとに行うのか、月の合計に対して行うのかです。

楽天カード公式サイトの還元率に関するページには、「1回のカードショッピング(お買い物ごと)のご利用金額に対して100円につき1ポイントを進呈いたします」と記載されています。買い物ごとに端数が切り捨てられる方式です。

一方、JCB公式のポイントページには「ご利用合計金額200円(税込)ごとに1ポイントが付与されます。1回のご利用が200円未満でも、月合計額で付与されるので無駄なくポイントがたまります」と記載されています。こちらは月の合計に対して計算するため、少額の買い物が多くても切り捨てが積み重なりません。

週に3〜4回スーパーに寄る生活だと、月の会計回数は15回前後になります。買い物ごとに切り捨てられる方式では、その回数分だけ端数が消えることになります。単位が100円か200円かという話とは別に、この計算方式の違いも確認しておく価値があります。

自分の場合にどれくらい差が出るかは、1か月分のレシートの金額を電卓で方式ごとに計算してみると、具体的な数字でつかめます。

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ポイント

食費のように「少額×多回数」の支出では、還元率の小数点以下より、積算単位と切り捨て方式のほうが結果に効くことがあります。カード会社のポイント計算ルールのページを一度読んでおいてください。

支払い方法をまとめると切り捨てが減る

買い物ごとに切り捨てられる方式のカードを使っている場合、対策は「会計の回数を減らす」ことです。とはいえ食材はまとめ買いに限界があります。

そこで有効なのが、電子マネーへのチャージを経由する方法です。チャージ1回にまとめれば、カード側の切り捨ては1回で済みます。イオンカードセレクトのページには、電子マネーWAONへのオートチャージについて、月間オートチャージ利用合計金額に対し200円ごとに1ポイントを進呈すると記載されています。オートチャージ分は月間の合計に対して計算されるという書き方になっており、都度の切り捨てが発生しない形です。

注意

チャージ経由はどのカードでも有利になるわけではありません。楽天カード公式の還元率に関するページには、決済サービスへのチャージ分について通常とは異なる還元率が適用される旨が記載されており、スーパーマーケットとの提携Edyカードへの楽天Edyチャージはポイント進呈対象外になるとも明記されています。チャージを挟む前に、そのカードのチャージ時の扱いを確認してください。

スーパー用のカードを選ぶ手順

ここまでを踏まえると、選ぶ順番は次のようになります。還元率の比較は最後です。

  1. 自分がよく行くスーパーの名前を書き出す
  2. そのスーパーの系列カードがあるかを、スーパーの公式サイトで確認する
  3. 系列カードがあれば、割引デーの条件(日付・対象者・対象商品)を確認する
  4. 系列カードがなければ、基本還元率と積算単位、切り捨て方式で比べる
  5. 月間の獲得上限が設定されていないかを確認する

5の「上限」を忘れずに確認する

優遇の条件には、月間の獲得上限が設定されていることがあります。食費は毎月まとまった金額になるため、上限があると実際の還元率が表示より下がります。

たとえば月に5万円を食費として使う場合、還元率1%なら500ポイントです。上限が月300ポイントに設定されていれば、実際の還元率は0.6%に下がります。優遇の条件を見るときは、率と一緒に上限も確認してください。

毎月の食費がいくらになっているかをつかむには、書き込み式の家計簿に週ごとの合計を書き出していく方法が手軽です。上限に当たりそうかどうかも見通しやすくなります。

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ナビ助
ナビ助
食費は金額が大きいから、上限にいちばん当たりやすい支出なんだ。「率」と「上限」はセットで見よう。

食費以外の支出とのバランスも考える

スーパー専用にカードを1枚増やすと、他の支出との使い分けが発生します。カードを増やすこと自体にはデメリットもあるため、既存のカードで代用できないかを先に検討してください。

複数枚の使い分けについては当サイトのクレジットカードのおすすめ組み合わせを解説した記事で、スーパー別の具体的なカード名についてはスーパーでお得に使えるクレジットカードをまとめた記事で整理しています。

また、食費だけでなく光熱費や通信費といった固定費も含めて家計全体で考えたい場合は、クレジットカードで家計管理を楽にするコツをまとめた記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 系列カードと高還元カード、どちらを使うべきですか?

A. 行くスーパーが決まっているなら系列カード、複数のスーパーを使い分けているなら基本還元率の高いカード、という分け方が単純です。系列カードの優遇は対象店舗が限定されるため、そのスーパーに行かなくなると価値がなくなります。

Q. 感謝デーの5%OFFは、ポイント還元と併用できますか?

A. イオンカード公式のページには、イオングループ対象店舗でWAON POINTがいつでも基本の2倍になることと、毎月20・30日の感謝デーが5%OFFになることが、それぞれ別の特典として記載されています。併用の可否や、割引後の金額に対してポイントが計算されるのかといった細かい条件は、イオンカードの公式サイトでご確認ください。

Q. 対象店舗かどうかは、どこで確認できますか?

A. カード会社の公式サイトに対象店舗の一覧が掲載されています。注意したいのは、同じチェーンでも一部の店舗が対象外になるケースです。三井住友カード公式のページにも、商業施設内の店舗など一部ポイント加算の対象とならない店舗がある旨が記載されています。ショッピングモール内のテナントは、思っているより対象外になりやすい部分です。

Q. 決済方法によって還元が変わることはありますか?

A. あります。三井住友カード公式のページには、優遇の対象になるのはスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで、カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外と明記されています。同じカードでも、レジでの出し方によって還元が変わるということです。

Q. 電子マネーへのチャージを挟むと、得になりますか?

A. カードによって扱いが異なります。楽天カードの公式ページには、決済サービスへのチャージ分は通常と異なる還元率が適用される旨や、一部のEdyカードへのチャージは進呈対象外になる旨が記載されています。チャージ時の積算と、電子マネー利用時の積算の両方を確認したうえで判断してください。

Q. 食費をカードに寄せると使いすぎませんか?

A. 食費は変動が大きい支出なので、この心配は現実的です。カード払いにすると明細が自動的に記録として残るという利点もあります。月ごとの上限を自分で決めて、アプリの利用通知を有効にしておく方法が有効です。

まとめ

スーパーでの支払いは、還元率の数字だけで選ぶと期待外れになりやすい領域です。高還元カードの優遇はコンビニ・飲食店などに限定されていることが多く、スーパーは対象外というケースが少なくありません。

選ぶときは、まず自分の行くスーパーを対象にしている仕組みがあるかを確認します。系列カードがあれば割引デーの条件を、なければ基本還元率と積算単位、そして切り捨て方式を比べます。最後に月間の獲得上限を確認すれば、表示された率と実際の還元のズレを避けられます。

条件は改定されることがあるため、実際に申し込む前にはイオンカード公式のイオンカードセレクトのページや楽天カード公式の還元率が異なるご利用先のページ、三井住友カード公式のナンバーレスカードのページで最新の記載をご確認ください。

ナビ助
ナビ助
今日のまとめは「行く店から逆算する」。カードから選ぶんじゃなくて、店から選ぶ。これだけで失敗がぐっと減るよ。

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