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クレジットカードのタッチ決済が使えないときの確認手順|原因を上から順に切り分ける

カードの基礎知識

レジでカードをかざしたのに、リーダーが反応しない。後ろに人が並んでいると、それだけで焦ります。ところがタッチ決済が通らない原因は、だいたい6つのどれかで、上から順に潰していけばその場で切り分けられます。

この記事は、設定のやり方ではなく「使えないときにどこを見るか」に絞った内容です。設定や使い方そのものは別の記事にまとめてあるので、初めて使う方はそちらからどうぞ。ここでは、すでに使えるはずなのに通らない、という状況を想定しています。記載内容は記事執筆時点で各社の公式ページに掲載されていたものです。

ナビ助
ナビ助
レジの前でパニックにならないコツは、見る順番を決めておくことなんだ。上から3つ見れば、たいてい原因が分かるペン!

まずは切り分けの順番を決める

コンビニのレジでタッチ決済が反応せず六つのランプで確かめる順番を決めようとするペンギン
ポイント

その場で確認する順番
1. カードにタッチ決済のマークがあるか
2. 金額が暗証番号の必要な水準を超えていないか
3. 店側の端末が対応しているか
4. (スマホの場合)ブランドが切り替わっていないか
5. カードが止まっていないか、枠が足りているか
6. ケースや他のカードが干渉していないか

1. カードにタッチ決済のマークがあるか

いちばん基本の確認です。Visaの公式ページには「対応のVisaカードには、タッチ決済のマークが記載されています」と明記され、さらに「既にお持ちのVisaカード表面にタッチ決済対応マークが記載されている場合は、Visaのタッチ決済のご利用が可能です」と説明されています。

カード面に電波が広がるような形のマークが見当たらないなら、そのカードはタッチ決済に対応していないと考えられます。この場合、設定をいくら見直しても通りません。カードを挿して支払うか、対応カードへの切り替えを発行会社に相談することになります。

タッチ決済に対応したカードとそうでないカードを持ち分けている方は、薄型のカードケースに分けて入れておくと、レジでどれを出すか迷いにくくなります。

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2. 金額が上限を超えていないか

夕方の商店街でコインの筒の上限ラインを指さしてタッチ決済の金額上限に気づくペンギン

これは「使えない」ではなく「別の操作が必要」なパターンです。Visaの公式ページには「一定金額(原則15,000円)を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります」と記載されています。

1万5千円を超える買い物でタッチが弾かれたなら、故障ではありません。案内に従ってカードを挿し、暗証番号を入力すれば決済できます。「タッチが効かない」と感じている場面の一定数は、この上限に触れているだけです。

ナビ助
ナビ助
高い買い物のときだけ通らない、って人はここが原因だよ。壊れてるわけじゃないから安心してペン!

3. 店側の端末が対応しているか

カードが対応していても、店の端末が対応していなければ使えません。Visaの公式ページは、利用できる場所について「店頭やレジに対応マークがある国内および海外のVisa加盟店」と説明しています。レジまわりに同じマークがあるかを見てください。

伝え方の問題もあります。Visaは「お支払いの際に、いつもの通り『Visaで』とお伝えください」としつつ、「お店によっては『Visaのタッチで』とお伝え頂く必要がある場合があります」と注記しています。店員がタッチ決済用の画面を出していないと、かざしても反応しません。リーダーのライトが光っているかを確認してからかざすのが確実です。

4. スマホの場合、ブランドが切り替わっていないか

ここがいちばん見落とされる原因です。同じカードでも、スマホに登録すると別の決済ブランドになることがあります。

Google ウォレットのサポートページには、カード発行会社ごとに利用できる場所が一覧で掲載されています。そこには次のように書かれています。

  • 楽天カード……利用できる場所は「QUICPay 加盟店」。対応カードは楽天カードが発行するすべてのクレジットカード(Visa、MasterCard、JCB)
  • 三井住友カード……利用できる場所は「iD 加盟店」「VISA タッチ決済加盟店」。あわせて「Visa タッチ決済は Vpass アプリで設定する必要があります」と注記あり
  • JCB……利用できる場所は「QUICPay 加盟店」「JCBのタッチ決済加盟店」

つまり楽天カードをGoogle ウォレットに登録した場合、店で伝えるのは「Visaのタッチで」ではなく「QUICPayで」になります。カードならタッチできるのにスマホだと通らない、という現象の多くはここが原因です。

同ページには、法人向けカードや一部の個人向けカードが対象外である旨も記載されています。三井住友カードについても「法人向けカード、一部のアフィリエイト カード、仮想カード、銀聯(UnionPay)カード、ローンカード、一部のプリペイド カード」が対応していないと書かれています。

注意

スマートウォッチはさらに条件が絞られます。Google ウォレットのサポートページには、三井住友カードや楽天カードなど複数の発行会社について「このカード発行会社は、現在のところスマートウォッチを使った○○には対応していません」という注記が並んでいます。時計で通らないからといって、スマホでも使えないとは限りません。

ナビ助
ナビ助
スマホに入れた瞬間に名前が変わるって、知らないとつまずくところなんだ。自分のカードがどれになるか、一度見ておこうペン!

5. カードが止まっていないか、枠が足りているか

タッチ決済はカードの機能のひとつなので、カード自体が使えない状態なら当然通りません。よくあるのは次の3つです。

  • 利用可能枠を超えている(分割やリボの残高が枠を押さえていることもあります)
  • 支払いの遅延で利用が止まっている
  • 不正検知でカードが一時停止されている

この場合、タッチだけでなくカードを挿しても通りません。挿しても通らないなら、原因はタッチ決済ではなくカード側という切り分けができます。会員サイトで利用可能額を確認するか、カード裏面の番号に連絡してください。

6. かざし方と物理的な干渉

朝のテラス席でお財布から一枚だけカードを抜いて端末へていねいにかざすペンギン

ここまでで原因が見つからなければ、物理的な要因を疑います。

Appleの公式サポートページには、iPhoneでの支払い方として「本体の上部を非接触型リーダーにかざします。『完了』という文字とチェックマークが画面に表示され、決済端末から音がするまで、そのまま離さないでください」と記載されています。早く離しすぎると、通信の途中で切れます。音か表示を確認するまで待つのがコツです。

カードの場合も、リーダーの読み取り部分から離れすぎていたり、逆に角度がついていたりすると反応しにくくなります。厚みのあるスマホケース、金属製のカードケース、財布のなかで複数のタッチ決済対応カードが重なっている状態も、読み取りを邪魔する要因になります。1枚だけ取り出して、平らにあてるのが基本です。

財布の中でカードが重なりやすい方は、カードを1枚ずつ取り出しやすいミニ財布に持ち替えるという方法もあります。

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ナビ助
ナビ助
財布ごとかざす人、けっこう多いんだ。中にICカードが何枚も入ってると、端末がどれを読めばいいか分からなくなるよ!

それでも通らないときの動き方

レジの前でできることは限られています。次の順で切り上げてください。

  1. カードを挿して支払う(暗証番号での決済に切り替える)
  2. 別の支払い手段に切り替える(現金や他のカード)
  3. 店を出てから、会員サイトで利用可能額と利用停止の有無を確認する
  4. それでも原因が分からなければ、カード裏面の番号に問い合わせる

同じ店で何度も試すと、不正検知が働いてカードが一時停止されることがあります。2回試して通らなければ、その場では別の手段に切り替えるのが無難です。

よくある質問

Q1. 昨日まで使えたのに、急に通らなくなりました。

金額が上限を超えていないか、利用可能枠が残っているか、カードが一時停止されていないかの3点を確認してください。カードを挿しても通らない場合は、タッチ決済ではなくカード側の問題です。

Q2. カードでは使えるのに、スマホでは使えません。

スマホに登録すると決済ブランドが変わることがあります。Google ウォレットのサポートページによれば、楽天カードはQUICPay加盟店、三井住友カードはiD加盟店とVISAタッチ決済加盟店が対象です。店で伝える名前が変わるため、レジで「QUICPayで」と伝えると通ることがあります。

Q3. 三井住友カードをスマホでタッチしたいのですが、設定が必要ですか?

Google ウォレットのサポートページには「Visa タッチ決済は Vpass アプリで設定する必要があります」と記載されています。登録しただけでは足りない場合があります。

Q4. 1万5千円を超えると、いつも暗証番号が求められますか?

Visaの公式ページには「一定金額(原則15,000円)を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります」と記載されています。「原則」とあるとおり、店舗や端末によって扱いが異なる場合があります。

Q5. スマートウォッチだけ通らないのはなぜですか?

Google ウォレットのサポートページには、発行会社ごとにスマートウォッチでの対応可否が個別に注記されています。スマホでは使えても、ウォッチでは対象外というケースがあります。

Q6. 何度も試して大丈夫ですか?

短時間に何度も決済を試すと、不正検知の対象になることがあります。2回試して通らなければ、別の支払い方法に切り替えてください。

まとめ

タッチ決済が通らないときは、カードのマーク → 金額 → 店の端末 → スマホのブランド → カードの状態 → かざし方の順に見ていけば、その場で切り分けられます。

とくに見落とされやすいのが、金額の上限(Visaは原則15,000円)と、スマホに登録したときにブランドが変わる点の2つです。この2つを知っているだけで、レジで慌てる場面はかなり減ります。

公式の説明はVisaのタッチ決済のページ、スマホでの対応状況はGoogle ウォレットのサポートされているお支払い方法、iPhoneでのかざし方はAppleの「Apple Payで買い物をする」で確認できます。設定や使い方そのものはクレジットカードのタッチ決済の設定と使い方|ブランド別の名称と上限額も解説、海外で通らない場合は海外でクレジットカードが使えない原因は?その場でできる切り分けと対処法をご覧ください。

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