「貯まったクレジットカードのポイントをTポイントに変換したい」。そう思って調べ始めた方に、まずお伝えしておきたいことがあります。Tポイントという名称のポイントプログラムは、すでにVポイントへ統合されています。
そのため、いま探すべきなのは「Tポイントへの交換メニュー」ではなく「Vポイントへの交換メニュー」です。ここを知らずに交換先の一覧を眺めていると、いつまでもTポイントの文字が見つからず、対応していないカードなのだと勘違いしてしまいます。
この記事では、Vポイントの公式サイトと三井住友カード公式サイト、ANA公式サイトに記載された内容をもとに、統合後に何がどう変わったのか、そして手持ちのポイントをどう扱えばよいのかを整理します。内容はすべて記事執筆時点のものです。

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TポイントはVポイントに統合された
Vポイントの公式サイトは、トップページに「TポイントはVポイントへ」と掲げています。掲載されているよくある質問の内容を、記事執筆時点の記載どおりに整理すると次のようになります。
| 疑問 | 公式サイトの回答 |
|---|---|
| これまで貯めていたTポイントは使えますか? | そのまま使える。ポイントは自動的にVポイントに変わる。 |
| TポイントからVポイントへの変更手続きは必要ですか? | 利用者が対応することはない。保有するTポイントは自動的にVポイントに変わる。Tポイント1ポイントが青と黄色のVポイント1ポイントに変わる。 |
| 今持っているTカードはそのまま使えますか? | Tカード・モバイルTカードは引き続き利用できる。 |
| 今まで貯めたTポイントは引き続きお店で使えますか? | これまで通り、Vポイント提携先で利用できる。 |
| 三井住友カードで貯めたVポイントと合算できますか? | 連携の手続きをするとポイントが合算できる。 |
ポイントは1対1のレートでそのまま引き継がれ、利用者側の手続きは不要という整理です。つまり「Tポイントに変換する」という作業そのものが、もう存在しません。
この統合は航空会社側の案内でも確認できます。ANA公式サイトの提携ポイント交換ページには、TSUTAYAをはじめTポイント提携先で貯まる「Tポイント」は2024年4月22日(月)より「Vポイント」と統合したこと、統合に伴いポイントサービスが一部改定となることが注記されています。同じページの交換メニューも「Vポイント」の名称で掲載されており、Vポイント500ポイントごとに250マイルというレートが案内されています。
手元にTカードが残っていても捨てる必要はありません。Vポイントの公式サイトには、Tカード・モバイルTカードは引き続き利用できると明記されています。カード券面の表記が古いままでも、機能としては生きています。
「Tポイントに変換したい」の中身を3つに分けて考える
この言葉で検索する方の目的は、実際には3種類に分かれます。どれに当てはまるかで、やるべきことが変わります。
ケース1:昔から貯まっているTポイントをどうすればいいか知りたい
結論として、やることはありません。Vポイントの公式サイトに、利用者側で対応することはなく自動的にVポイントに変わると記載されています。レートも1ポイントが1ポイントですから、目減りもしません。アプリやレシートの表記が「Vポイント」に変わっているだけで、残高はそのまま引き継がれています。
ケース2:Tカードが使えるか知りたい
こちらも使えます。前述のとおり公式サイトに明記されています。ただしVポイントの公式サイトは、スマホのタッチ決済やバーコード提示といったアプリ経由の使い方を前面に案内していますので、これを機にアプリへ移行しておくと使い勝手は良くなります。
ケース3:クレジットカードのポイントをVポイントに移したい
ここが本題です。「Vポイントへ交換できるかどうか」は、カード会社によって異なります。次の章で詳しく見ていきます。

クレジットカードのポイントからVポイントへ移せるか
交換メニューの顔ぶれは会社ごとに違います。たとえばJCBの公式サイトに掲載されている他社ポイントへの交換レート一覧では、1ポイント=0.7ポイントというレートとともに、nanacoポイント、dポイント、楽天ポイント、Pontaポイント(au)、ビックポイント、ジョーシンポイント、スターバックス カードへのチャージなどが挙げられています。
このように、各社の交換先一覧に「Vポイント」の名前が載っているかどうかを、実際に公式サイトで確認する必要があります。名前が見当たらない場合、そのカードからVポイントへ直接移す道は用意されていないということです。ネット上の古い記事に「Tポイントに交換できる」と書かれていても、統合と改定を経て状況が変わっている可能性があります。
公式サイトで確認できたVポイントとの交換ルート
記事執筆時点で公式サイトに記載を確認できた、Vポイントの出入りは次のとおりです。
| 方向 | レート | 出典 |
|---|---|---|
| ANAマイル → Vポイント | 10,000マイルごとにVポイント10,000ポイント | ANA公式の提携ポイント交換ページ |
| Vポイント → ANAマイル | Vポイント500ポイントごとに250マイル | ANA公式の提携ポイント交換ページ |
| 三井住友カードの利用 | カード利用でVポイントが直接貯まる | 三井住友カード公式のVポイント解説ページ |
注目したいのは方向によるレート差です。ANAマイルからVポイントへは1マイルが1ポイントになるのに対し、VポイントからANAマイルへは2ポイントで1マイルです。往復させると半分になるため、行き来させる使い方には向きません。
なお三井住友カードの公式サイトには、PayPayポイントから交換したVポイントは「利用先限定ポイント(PayPayポイント交換分)」または「PayPayポイント交換分」と表示されるという記載があります。同じVポイントでも、使える範囲が限定される種類が存在するということですので、残高の内訳表示にも目を通しておいてください。
Vポイントから出ていく道は狭くなっている
Vポイントに寄せることを考えるなら、その先も確認しておく必要があります。三井住友カードの公式サイトには、2026年3月31日(火)23時59分をもって他社ポイント・マイレージへの移行サービスを終了するという案内が掲載されています。
終了先として挙げられているのは、ジョーシンポイント、「スターバックスカード」ポイント、「タリーズカード」ポイント、ビックポイント、ベルメゾン・ポイント、ヨドバシゴールドポイント、nanacoポイント、PiTaPaショップdeポイント、WAONポイント、そしてマイレージではフライングブルーマイレージとブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブ Aviosです。あわせて「終了する銘柄は順次追加させていただきます」とも記載されています。
「とりあえずVポイントに集約して、あとで好きな交換先に振り分ける」という戦略は、以前より通用しにくくなっています。Vポイントに寄せるなら、Vポイントのまま使い切る前提で考えるほうが現実的です。
ただし同じページには、提携カード独自メニューは継続すること、Vポイントサイト側が提供する多数の交換メニューは引き続き利用できることも記載されています。窓口が三井住友カードのVpass側からVポイントサイト側に移ったという整理です。Vポイントの具体的な使い道はVポイントの活用ガイドやクレジットカードのポイント交換レートを比較した記事でも触れています。

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2つのVポイント残高を1つにまとめる
統合後にもう一つ生まれた混乱が、Vポイントの残高が2か所に分かれて見えるという問題です。Vポイントの公式サイトには、三井住友カードで貯めたVポイントと合算できるかという質問に対し、連携の手続きをするとポイントが合算できると回答されています。
三井住友カードの公式サイトによると、この連携はVpassまたはVポイントPayアプリから手続きできます。またクレジットカード申し込みの際にVポイントサービスに関する規約に同意した場合は自動でID連携されるものの、同意した場合でも連携が行われないことがあるとも記載されています。連携状況を確認するページが用意されているので、残高が分かれて見えるときはそこから確かめてください。
統合で変わったこと・変わらなかったこと
| 項目 | 統合後の扱い |
|---|---|
| ポイント残高 | Tポイント1ポイントが青と黄色のVポイント1ポイントに自動で変わる |
| 手続き | 利用者側の手続きは不要 |
| Tカード | Tカード・モバイルTカードは引き続き利用できる |
| お店での利用 | これまで通りVポイント提携先で利用できる |
| 三井住友カードのVポイントとの関係 | 連携の手続きをすると合算できる |
| ANAマイルへの交換 | Vポイント500ポイントごとに250マイル |

よくある質問
Q1. Tポイントは今もどこかで貯められますか?
ポイントプログラムとしてはVポイントに統合されています。Vポイントの公式サイトはTSUTAYAをはじめとする提携先での利用を案内しており、貯まるポイントの名称はVポイントです。Tカードを提示して貯める行為自体は続けられますが、貯まるのはVポイントということになります。
Q2. 統合でポイントが減ったりしませんでしたか?
Vポイントの公式サイトには、Tポイント1ポイントが青と黄色のVポイント1ポイントに変わると記載されています。1対1のレートですので、統合による目減りは案内されていません。
Q3. どのクレジットカードならVポイントが直接貯まりますか?
三井住友カードの公式サイトでは、同社が発行するカードの利用でVポイントが貯まることが案内されています。ほかのカード会社は独自のポイントを発行しているため、Vポイントに寄せたい場合はそのカード会社の交換先一覧にVポイントが含まれているかを確認してください。
Q4. Vポイントの有効期限はどうなっていますか?
三井住友カードの公式サイトによると、ポイントの有効期限は最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間です。貯める・使う・交換するといった動きがあるたびに更新される仕組みですので、日常的に使っている限りは失効しにくい設計になっています。
Q5. Vポイントは1ポイントいくらで使えますか?
三井住友カードの公式サイトには、VポイントPayへのチャージ、Visaプリペやかぞくのおさいふへのチャージ、カード支払い金額への充当、SBI証券での投資信託や国内株式(現物)の買付、Vふるさと納税のいずれについても1ポイント=1円(1円分)と記載されています。Vポイントの公式サイトにも、貯まったVポイントは1ポイント=1円分として使えると案内されています。
Q6. 支払いに充当したとき、余ったポイントは返ってきますか?
返ってきません。三井住友カードの公式サイトには、ポイントが支払い金額を超過していても3か月繰越後の残高は失効し、現金が口座に振り込まれることはないと明記されています。充当は請求額に見合う範囲で行ってください。
まとめ
「クレジットカードのポイントをTポイントに変換する」という発想は、統合によって前提が変わっています。手元のTポイントは自動的にVポイントになっており、Tカードもそのまま使えます。やるべきことがあるとすれば、残高が2か所に分かれて見えている場合のID連携くらいです。
そのうえで、クレジットカードのポイントをVポイントに寄せたい場合は、そのカード会社の交換先一覧にVポイントが含まれているかを公式サイトで確認してください。加えて、Vポイントから他社へ出ていく道は記事執筆時点で狭くなっているため、寄せるなら使い切る前提で計画を立てるのが安全です。
他社ポイントとのレートを横断的に比べたい方はポイント交換レートを単位を揃えて比較した記事を、貯まったポイントの使い道全般はクレジットカードのポイント使い道を解説した記事をご覧ください。
本文の内容は記事執筆時点の公式サイトの記載です。条件は変更されますので、Vポイント公式サイト、三井住友カードのVポイント解説ページ、Vポイントのポイント移行サービス終了に関するお知らせ、ANAの提携ポイント交換ページで最新の内容をご確認ください。
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