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クレジットカードのポイントを楽天ポイントに移行する方法|4つの落とし穴に注意

カードの基礎知識

楽天ポイントは1ポイント=1円相当で使えるうえ、楽天市場から街のお店まで使える場所が広く、ポイントの集約先として選ばれやすい存在です。ただし「とりあえず楽天ポイントに寄せておけばいい」という発想には、いくつか落とし穴があります。

同じカードから移行するのに、楽天ポイントを選んだだけで受け取れる量が25パーセント少なくなるケースが実際に存在します。この記事では、各社の公式サイトに記載された内容をもとに、楽天ポイントへの移行で注意したい4つの点を整理します。数値はすべて記事執筆時点のものです。

ナビ助
ナビ助
楽天ポイントは使いやすいから集約先として人気なんだ。でも移行レートを見ないで決めると、けっこう損することがあるよ。

楽天ポイントへ移行できるカードとレート

記事執筆時点で、公式サイトに楽天ポイントへの交換レートが掲載されているものを整理します。

移行元 楽天ポイントへのレート 単位・期間
三菱UFJニコス グローバルポイント 200ポイント→楽天ポイント600ポイント 200ポイント以上100ポイント単位/約3営業日後
JCB J-POINT 1ポイント=0.7ポイント MyJCB交換画面の「ポイント移行」から手続き
ANAマイル 10,000マイル→楽天ポイント8,000ポイント ANA公式の提携ポイント交換ページに記載

三菱UFJニコスの公式サイトには、楽天ポイントへの移行について「2021年4月1日より交換レートが変更になりました」という注記も掲載されています。移行先は楽天会員限定です。

落とし穴1:同じカードでも移行先を変えるだけで25パーセント違う

ここがこの記事でもっとも伝えたい部分です。三菱UFJニコスの公式サイトに掲載されているグローバルポイントの移行レートを、移行先ごとに並べてみます。

移行先 交換レート グローバルポイント1ポイントあたり 手続き期間
Pontaポイント 200ポイント→800ポイント 4ポイント 約4営業日後
dポイント 200ポイント→800ポイント 4ポイント 約4営業日後
Pontaポイント(au) 200ポイント→800ポイント 4ポイント 約4営業日後
楽天ポイント 200ポイント→600ポイント 3ポイント 約3営業日後
nanacoポイント 200ポイント→600ポイント 3ポイント 約3営業日後

Pontaポイントとdポイントはグローバルポイント1ポイントが4ポイントになるのに対し、楽天ポイントとnanacoポイントは3ポイントです。楽天ポイントを選ぶと、Pontaポイントやdポイントを選んだ場合より25パーセント少なくなります

三菱UFJニコスの公式サイトによると、グローバルポイントは1ヵ月のショッピング利用金額合計1,000円ごとに1ポイント付与されます。これを踏まえて1万円の利用で計算すると、次のようになります。

ポイント

1万円の利用で貯まるグローバルポイントは10ポイント。Pontaポイントやdポイントに移行すれば40ポイント(40円相当)ですが、楽天ポイントに移行すると30ポイント(30円相当)です。年間120万円使う方なら、移行先の選択だけで年1,200円分の差がつく計算になります。

楽天経済圏を使っているという理由だけで移行先を楽天ポイントに固定すると、この差を毎回支払うことになります。楽天ポイントでなければ困る場面がどれだけあるかを、一度冷静に見積もってみてください。

ナビ助
ナビ助
楽天が好きでも、移行レートは別の話なんだ。Pontaやdポイントのほうが多くもらえるなら、そっちも検討する価値はあるよ。

落とし穴2:ANAマイルから楽天ポイントへ戻すと2割減る

マイルを楽天ポイントに換えたい場面もあります。ANA公式サイトの提携ポイント交換ページに掲載されているレートを、記事執筆時点の記載どおりに並べます。

交換先 10,000マイルあたり
電子マネー「楽天Edy」 10,000円分
スターバックス カードへの入金 10,000円分
Vポイント 10,000ポイント
nanacoポイント 10,000ポイント
三井住友カード「キャッシュバック」 10,000円分
楽天ポイント 8,000ポイント

多くの交換先が10,000マイルで10,000円分となっているなか、楽天ポイントだけが8,000ポイントです。ほかの交換先を選べば1マイル=1円分になるところ、楽天ポイントを選ぶと1マイル=0.8ポイントになります。2割の目減りです。

あわせてANA公式サイトには、2026年4月22日申し込み分より楽天ポイントへの移行期間を変更し、1日あたりの交換口数は最大2口(20,000マイル)までになると記載されています。同じページには、同一年度内(4月1日〜翌年3月31日)での交換口数の累計が2口までの場合と3口目の場合では交換レートが変わるという注意書きも掲載されています。まとまったマイルを動かす予定がある方は、この上限を確認しておいてください。

逆方向、つまり楽天ポイントからANAマイルへは、ANA公式サイトに「楽天ポイント2ポイントごとに1マイル」と記載されています。ANAマイルへの移行全般についてはANAマイルへの移行方法をまとめた記事をご覧ください。

落とし穴3:期間限定ポイントは移行に使えない

楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがあり、扱いが違います。楽天カードの公式サイトには、楽天Edyやマイルに交換することができるポイントは通常ポイントのみと記載されています。

楽天ポイントの公式サイトにも、期間限定ポイントは他社ポイントや楽天グループサービスのポイント、楽天Edyに交換できないという案内が掲載されています。また期間限定ポイントの獲得は有効期限延長の対象にならないとも記載されています。

キャンペーンで大量に受け取ったポイントを見て「これだけあるなら移行できる」と考えても、内訳を開くと期間限定ポイントばかりということがあります。移行の計画を立てる前に、通常ポイントがいくらあるかを確認してください。

落とし穴4:移行してきた楽天ポイントは再交換できない

楽天ポイントの公式サイトには、提携サービス会社から交換されたポイントは他の提携サービス会社のポイントへの交換ができないと明記されています。同時に、提携サービス会社から交換して獲得する楽天ポイントは通常ポイントになるという記載もあります。

つまりカードのポイントを楽天ポイントに移した時点で、そこから先の乗り換えはできなくなります。「いったん楽天ポイントに集めて、あとで有利な交換先に振り分ける」という中継地点としての使い方は成立しないということです。楽天ポイントに移すなら、楽天ポイントとして使い切る前提で判断してください。

注意

楽天ポイントの公式サイトには、提携サービス会社にポイント交換申請を行った後のキャンセルはできないという注意も掲載されています。口座番号を誤って入力した場合でも、交換手続き完了後の取り消しはできないとされています。申請前に入力内容を確認してください。

ナビ助
ナビ助
楽天ポイントは「終着駅」なんだ。乗り換え駅としては使えないから、そのつもりで移そうね。

楽天ポイントの利用にも上限がある

移行した後の使い方にも制限があります。楽天ポイントの公式サイトによると、提携サービス会社から交換して獲得する楽天ポイントは通常ポイントとなり、1回の購入時に利用できるのは最大30,000ポイント、1か月に利用できるポイントは100,000ポイントまでとされています。ダイヤモンド会員はいずれも500,000ポイントまでと案内されています。

大きな買い物を一度で済ませようとしている場合、この上限に引っかかる可能性があります。高額な買い物にまとめて充てる計画なら、会員ランクと上限を先に確認しておくと安心です。

ナビ助
ナビ助
上限の話も地味に効いてくるよ。大きい買い物にまとめて使う予定なら先に確認しておこう。

移行の手順と確認しておきたいこと

ポイント

1. 移行元の交換先一覧で楽天ポイントのレートを確認する
同じカードでも移行先ごとにレートが違います。楽天ポイント以外の選択肢も並べて比べてください。

2. 最低単位と手続き期間を確認する
三菱UFJニコスは200ポイント以上100ポイント単位、約3営業日後と公式サイトに記載しています。

3. 楽天ポイント口座番号を正しく入力する
楽天ポイントの公式サイトには、提携サービス会社でポイント交換申請の際は自身のIDとパスワードでログインのうえ表示された楽天ポイント口座番号を入力するよう案内があります。

4. 移行後の使い道を決めておく
再交換ができないため、楽天ポイントとして使い切る前提で移行量を決めてください。

よくある質問

Q1. 楽天カードで貯まるポイントも移行が必要ですか?

不要です。楽天カードの公式サイトによると、楽天カードは100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり、1ポイント=1円相当で使えます。もともと楽天ポイントとして貯まるため、移行の手続きは発生しません。

Q2. 楽天ポイントへの移行レートはなぜ他社より低いことがあるのですか?

レートの設定理由は各社が公表していないため、憶測は避けます。事実として確認できるのは、三菱UFJニコスの公式サイトで楽天ポイントとnanacoポイントが200ポイント→600ポイント、Pontaポイントとdポイントが200ポイント→800ポイントと設定されていることです。移行前に一覧を見比べる習慣をつけてください。

Q3. 移行にかかる日数はどのくらいですか?

三菱UFJニコスの公式サイトには、楽天ポイントへの移行手続き期間は約3営業日後と記載されています。営業日とは土日祝日、年末年始等を除いた平日を指すこと、処理の都合上その期間どおりに移行できない場合があることも案内されています。

Q4. 移行した楽天ポイントに有効期限はありますか?

楽天ポイントの公式サイトによると、提携サービス会社から交換して獲得する楽天ポイントは通常ポイントとなります。通常ポイントは期間限定ポイントとは異なる期限の扱いになりますので、最新の条件は楽天ポイントの公式サイトでご確認ください。

Q5. 楽天ポイントからANAマイルに換えるのは有利ですか?

ANA公式サイトには「楽天ポイント2ポイントごとに1マイル」と記載されています。楽天ポイントは1ポイント=1円相当ですので、2円分で1マイルという計算になります。マイルの価値をどう見るかによって評価が変わりますので、レートを比較したうえで判断してください。比較の考え方はポイント交換レートを単位を揃えて比較した記事で解説しています。

Q6. 交換の申し込みを取り消せますか?

取り消せません。楽天ポイントの公式サイトには、提携サービス会社にポイント交換申請を行った後のキャンセルはできないと明記されています。口座番号を誤入力した場合も、交換手続き完了後の取り消しはできないとされています。

まとめ

楽天ポイントは使いやすさで選ばれる交換先ですが、移行レートの面では他の選択肢より不利に設定されていることがあります。三菱UFJニコスのグローバルポイントでは、楽天ポイントを選ぶとPontaポイントやdポイントより25パーセント少なくなり、ANAマイルから戻す場合も楽天ポイントだけが1マイル0.8ポイントです。

加えて、期間限定ポイントは移行に使えないこと、移行してきた楽天ポイントは再交換できないこと、利用には1回30,000ポイント・1か月100,000ポイントという上限があること。この4点を押さえておけば、移行後に「思っていたのと違う」となることはありません。

他の交換先と横並びで比べたい方はクレジットカードのポイント交換レートを比較した記事を、Pontaポイントへの移行はPontaポイントへの移行方法をまとめた記事をご覧ください。

本文の数値は記事執筆時点の各社公式サイトの記載です。条件は改定されますので、手続き前に三菱UFJニコスのポイント移行ページ楽天ポイントの交換ページ楽天カードのポイント解説ページANAの提携ポイント交換ページで最新の内容をご確認ください。

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