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プライオリティ・パスが付くカードを比較|無料回数と同伴者料金はどこが違う?

クレジットカード比較

海外の空港で使えるラウンジの会員制サービスが「プライオリティ・パス」です。年会費の高いカードに付帯していることが多く、これを目当てにカードを選ぶ方も少なくありません。

ただ、比較しようとすると途端に難しくなります。同じ「プライオリティ・パスが付帯」と書かれていても、無料で使える回数と同伴者の料金はカードごとに違います。ここを見落とすと、年会費を払ったのに思ったほど使えない、ということが起こります。

この記事では、カード会社とプライオリティ・パス運営元の公式サイトに掲載されている条件をもとに、比較の軸を整理します。数値はすべて記事執筆時点の公式情報です。

ナビ助
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「プライオリティ・パス付き」って書いてあるだけじゃ、何回使えるか分からないんだペン!そこを読み解いていこう!

プライオリティ・パスとはどんなサービスか

運営しているのはPriority Pass Limitedで、Collinsonグループの一員です。公式サイトの日本語ページでは「600を超える都市、143 の国々に広がる、1,900以上の空港ラウンジやエクスペリエンス」と説明されています。

カード会社側の記載もほぼ同じ規模感です。JCBの公式ページには「世界142ヵ国・地域でラウンジ等を無料で利用できるサービス」「利用可能なラウンジ等は世界1,900ヵ所以上」とあり、楽天カードの公式ページには「世界各国の1,400カ所以上の空港ラウンジ」(2025年1月時点)と記載されています。カウントの基準や更新時期が違うため、数字にはわずかな差があります。

いずれにしても、航空会社や搭乗クラスに関係なくラウンジを使えるというのがこのサービスの本質です。楽天カードの公式ページでも「ご利用の航空会社や搭乗クラスに関わらず」利用できる会員制サービスだと説明されています。エコノミークラスの航空券でもラウンジに入れる、というのが分かりやすい特徴です。

会員グレードは3種類ある

プライオリティ・パス公式サイトの会員プランのページには、3つのグレードが掲載されています。以下は、居住地を「イギリス」として表示した場合の内容です。

グレード 位置づけ 年会費 無料で使える回数 同伴者の都度料金
スタンダード 旅行頻度が少ない方向け £69 無料回数なし(会員本人も1回£24) £24
スタンダード・プラス 定期的に旅行される方向け £229 10回まで無料、以降は1回£24 £24
PRESTIGE 頻繁に旅行される方向け £419 無料 £24

グレードの違いは、年会費と無料で使える回数にあります。ラウンジそのものの範囲が変わるわけではありません。

注意

上記の金額は、プライオリティ・パス公式サイトで居住地をイギリスとして表示したときの内容です。居住地や時期によって表示が変わる可能性があるため、直接申し込む場合は公式サイトでご自身の条件をご確認ください。カード付帯の場合、この年会費はかかりません。

カード付帯の場合はグレードよりも「カード側の条件」を見る

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。

カード会社の公式ページを見ると、付帯するプライオリティ・パスのグレード名を明記していないケースが多いのが実情です。楽天カードもJCBも、公式ページに「プレステージ」「スタンダード・プラス」といったグレード名は載せていません。

その代わりに書かれているのが、そのカードで無料になる回数と同伴者の料金です。実際に知りたいのはこちらの数字なので、グレード名を探すより、カード会社の記載を直接確認するほうが確実です。

ナビ助
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グレード名を追いかけるより、「年に何回まで無料か」を見たほうが早いんだペン!そこが実質的な差だよ!

カード別の条件を公式情報で比較する

公式ページに掲載されている条件を並べます。

楽天プレミアムカード/楽天ブラックカード

楽天カードの公式ページ「プライオリティ・パス」には、利用料金が次のように記載されています。

カード 本カード会員本人 同伴者
楽天ブラックカード 無料 2名まで無料、3名以降は1名につきUS$35
楽天プレミアムカード 無料(年間5回まで)。6回目以降は1回あたりUS$35 有料(1名1回あたりUS$35)

楽天プレミアムカードの年間5回までという制限は、比較のうえで見逃せません。公式には「ご利用回数のカウントは、『デジタル会員証(プライオリティ・パス アプリ)』の発行日を基準に1年間で行います。カウント対象となるのは、デジタル会員証を提示して利用いただくすべての施設です(国内・国外どちらのご利用も対象となります)」と説明されています。

回数のカウント基準がカード年会費の更新日ではなくデジタル会員証の発行日である点、国内利用も回数に含まれる点は、実際に使うときに効いてきます。なお公式には「プライオリティ・パス アプリへの反映には5〜10営業日ほどお時間がかかる場合がございます」という注記もあります。料金は2025年1月15日時点のものとして掲載されています。

JCBザ・クラス/JCBプラチナ/JCBゴールド ザ・プレミア

JCBの公式ページ「プライオリティ・パス」には、利用手数料が次のように記載されています。

カード 本会員 同伴者
JCBザ・クラス 無料 1名まで無料。2名以上の場合は1名につき2,200円(税込)
JCBゴールド ザ・プレミア/JCBプラチナ 無料 1名につき2,200円(税込)

対象者については「本会員および同伴者の方」とされ、家族会員は「プライオリティ・パス」会員カードの発行はできませんと明記されています。また、サービスの利用には会員カードへの申し込みが必要です。JCBプラチナの商品ページにも「本サービスは申し込みが必要です」「本会員の方のみ申し込めます」と記載されています。

同伴者無料についても、注意書きがあります。公式には「同伴者1名無料はJCB独自のサービスのため、ラウンジでは案内されません」「同伴者設定のないラウンジは、同伴者1名無料サービスは適用されません。また同伴者料金2,200円(税込)での利用もできません」と書かれています。

近年しぼられた条件を確認しておく

プライオリティ・パスは、レストランやスパなどラウンジ以外の施設でも使えるという話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、カード付帯の場合、ラウンジ以外の施設が対象外とされているケースがあります

楽天カードの公式ページには次のように記載されています。

プライオリティ・パスにて無料でご利用いただける施設は国内・国外の「ラウンジ」のみとなります。(中略)「お食事」、「リフレッシュ」、「ご休憩」のカテゴリーに分類される施設はご利用いただけません。

JCBの公式ページにも「国内の『お食事』・『リフレッシュ』・『休憩』等に該当する施設はご利用いただけません」と記載があります。

古い解説記事には、空港内のレストランで一定額まで飲食できるという内容が残っていることがあります。カード付帯のプライオリティ・パスでどこまで使えるかは、カード会社の公式ページで確認するのが確実です。

注意

プライオリティ・パス公式サイトとカード会社の公式ページでは、記載内容が一致しない部分があります。楽天カードの公式ページにも「プライオリティ・パス社のホームページのため、年会費など一部、本ページと記載内容が異なります」という注記があります。カード付帯として使う場合は、カード会社側の記載が判断の基準になります。

使うときに知っておきたい実務的な違い

デジタル会員証に対応しているか

ここは各社で分かれます。楽天カードは申し込み手順のなかでアプリのダウンロードを案内しており、デジタル会員証を前提とした運用です。一方、JCBの公式ページには「アプリによるデジタル会員証は非対応です」と明記されています。JCB経由で発行した場合は、物理的な会員カードを持参する必要があります。

名義の確認がある

JCBの公式ページには「受付時『プライオリティ・パス』会員カードと当日の搭乗券または航空券のローマ字名の一致確認を行います」と記載されています。予約時の名義とカードの名義が一致しているか、事前に確認しておきましょう。

申し込みが必要

楽天カードは、楽天e-NAVIにログインして招待コードを受け取り、プライオリティ・パス公式サイトで申し込む流れです。JCBはMyJCBにログインして会員専用サービスページから申し込みます。どちらもカードを持っているだけでは使えず、事前の申し込みが要ります。旅行直前に気づくと間に合わない可能性があるため、早めに手続きしておくのが安全です。

満席のときは使えない

プライオリティ・パス公式サイトには「空席状況により、ラウンジをご利用いただけない場合があります。なお、一部のラウンジでは少額の手数料にて事前予約が可能です」と記載されています。事前予約はログイン後に申し込めるとされています。

ポイント

・比較するのはグレード名ではなく「年に何回まで無料か」と「同伴者はいくらか」
・楽天プレミアムカードは年5回まで無料。カウント基準はデジタル会員証の発行日
・JCBは同伴者1名2,200円(税込)。ザ・クラスのみ同伴者1名まで無料
・JCB経由はデジタル会員証に非対応。物理カードが要る
・ラウンジ以外の「お食事」「リフレッシュ」等の施設は対象外

国内空港のカードラウンジとの使い分け

プライオリティ・パスは海外のラウンジで力を発揮しますが、国内の主要空港には、対象カードを提示すれば入れるカードラウンジがあります。JCBの公式ページでも、プライオリティ・パスの案内とは別に「国内の主要空港内、およびハワイ ホノルルの国際空港内には、別途『空港ラウンジサービス』を用意しています」と案内されています。

国内線の出張が中心なら、プライオリティ・パスがなくてもカードラウンジで足ります。同伴者の条件も含めた比較は空港ラウンジは同伴者も無料?カードごとに違う条件を公式情報で比較で整理しています。ラウンジが使えるカード選びはクレジットカードで空港ラウンジが使える!旅行好き必見のおすすめカードもあわせてご覧ください。

ナビ助
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国内メインならカードラウンジで十分なことも多いペン!海外に行く回数から逆算して考えるのがおすすめだよ!

よくある質問

Q1. カードに付帯するプライオリティ・パスのグレードはどこで分かりますか?

カード会社の公式ページにグレード名が明記されていないことが多いのが実情です。楽天カード、JCBのいずれも公式ページにはグレード名の記載がなく、代わりに無料回数と同伴者料金が示されています。実用上はこの数字を確認すれば足ります。

Q2. 楽天プレミアムカードは何回まで無料で使えますか?

楽天カードの公式ページには「無料(年間5回まで)」「6回目以降は1回あたりUS$35をご請求いたします」と記載されています。カウントはデジタル会員証の発行日を基準に1年間で行われ、国内・国外どちらの利用も対象になります。

Q3. 家族もプライオリティ・パスを使えますか?

JCBの公式ページには「家族会員は『プライオリティ・パス』会員カードの発行はできません」と明記されています。家族と一緒に入る場合は、同伴者としての利用になります。JCBザ・クラスは同伴者1名まで無料、JCBプラチナなどは1名につき2,200円(税込)です。

Q4. 空港のレストランでも使えますか?

カード付帯の場合は対象外とされています。楽天カードは「無料でご利用いただける施設は国内・国外の『ラウンジ』のみ」、JCBは「国内の『お食事』・『リフレッシュ』・『休憩』等に該当する施設はご利用いただけません」と公式に記載しています。

Q5. スマホアプリだけで入れますか?

発行元によります。JCBの公式ページには「アプリによるデジタル会員証は非対応です」と記載されており、物理的な会員カードが必要です。楽天カードは申し込み手順のなかでアプリのダウンロードを案内しています。

Q6. カードを作ればすぐに使えますか?

別途の申し込みが必要です。楽天カードは楽天e-NAVIで招待コードを受け取ってから公式サイトで申し込む流れ、JCBはMyJCBから申し込む流れです。楽天カードの公式ページには、アプリへの反映に5〜10営業日ほどかかる場合があるという注記もあります。

まとめ

プライオリティ・パスの比較の軸を、公式情報をもとに整理しました。

ポイント

・グレードは3種類あるが、カード付帯ではグレード名が公表されないことが多い
・比較すべきは「年間の無料回数」と「同伴者料金」
・楽天プレミアムカードは年5回まで無料、同伴者1回US$35
・JCBプラチナ等は本会員無料、同伴者1名2,200円(税込)
・ラウンジ以外の施設は対象外。古い情報に注意

海外に行く回数が年に数回なら、無料回数の上限は実質的に問題にならないこともあります。逆に頻繁に飛ぶなら、回数無制限かどうかが年会費の判断を左右します。自分の渡航頻度から逆算して選んでみてください。

この記事の条件は記事執筆時点で各社の公式サイトに掲載されていた内容です。付帯サービスは予告なく変更される場合があるため、以下の公式ページでご確認ください。

ナビ助
ナビ助
「付帯してる」だけで判断しないで、回数と同伴者料金までチェックするのが賢い選び方だペン!

※この記事の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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