貯まったポイントをAmazonで使いたい。そう考えたとき、多くの方は「ポイントをAmazonで使えるかどうか」だけを調べます。ところが本当に効いてくるのは、使えるかどうかではなくどのルートで持ち込むかです。
同じカードの同じポイントでも、Amazonの支払い画面で直接使う場合と、いったんAmazonギフトカードに交換してから使う場合で、受け取れる金額が変わります。しかも交換するポイント数によっても変わります。手軽なルートほどレートが低いという関係になっていることが多く、何も考えずに一番簡単な方法を選ぶと目減りします。
この記事では、各カード会社の公式サイトに掲載されている交換条件をもとに、ルートごとの違いを整理します。数値はすべて記事執筆時点のものです。

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Amazonでポイントを使う3つのルート
ルート1:Amazonの支払い画面でポイントを直接使う
カード会社がAmazonと連携していれば、購入画面でそのままポイントを充当できます。手間はかかりませんが、レートは低めに設定されていることがあります。
ルート2:Amazonギフトカードに交換してから使う
カード会社のポイント交換サイトでAmazonギフトカードに交換し、その残高で買い物をします。交換の手間はありますが、まとめて交換するとレートが上がる仕組みが用意されている場合があります。
ルート3:1ポイント=1円で使える残高にチャージしてから支払う
プリペイド残高などにチャージして、Amazonでの支払いに充てる方法です。
ルート別のレート実例
JCBの場合:Amazonで直接使うと1ポイント=0.7円
JCBの公式サイトには、J-POINTの交換レートが一覧で掲載されています。Amazonに関係する部分を抜き出すと次のとおりです。
| 使い方 | 交換レート |
|---|---|
| Amazonでの買い物でポイント利用 | 1ポイント=0.7円 |
| MyJCB Payでのポイント利用 | 1ポイント=1.0円 |
| JCBギフトカード | 1ポイント=1.0円分(送料別) |
| JCBトラベル旅行代金に充当 | 1ポイント=0.8円 |
| カード支払い代金へキャッシュバック | 1ポイント=0.7円 |
Amazonでの利用は1ポイント=0.7円です。同じポイントがMyJCB Payでの店頭決済なら1ポイント=1.0円で使えることを考えると、Amazonで直接使う選択は3割ほど目減りすることになります。JCBの公式サイトによると、MyJCB PayはコンビニやスーパーやドラッグストアなどでJ-POINTを1ポイント=1円で利用できる仕組みです。
Amazonでどうしても使いたい場面を除けば、日用品の買い物をMyJCB Payに寄せるほうが手元に残る金額は大きくなります。なお同社の公式サイトによると、J-POINTは1ヵ月のカード利用合計金額200円(税込)につき1ポイント付与される仕組みです。
オリコの場合:Amazonギフトカードへのクーポン交換
オリコの公式サイトには、オリコポイントからAmazonギフトカードへの交換条件が掲載されています。
| 必要なオリコポイント | 受け取れる金額 | 1ポイントあたり |
|---|---|---|
| 600オリコポイント | Amazonギフトカード500円分 | 約0.83円 |
| 2,400オリコポイント | Amazonギフトカード2,000円分 | 約0.83円 |
オリコの場合は交換単位によるレート差がなく、どちらも1ポイントあたり約0.83円です。公式サイトによるとオリコポイントはカードショッピング100円につき1ポイント貯まりますので、1万円の利用でAmazonギフトカード約83円分という計算になります。
手続き面では、本クーポンはeオリコからの交換限定であること、交換後に完了ページでクーポンIDが表示されるとともに登録のメールアドレスにも送信されること、ポイント交換の際にメールによる本人認証が必要であることが公式サイトに記載されています。交換したその場で使える形式ですので、日数を待つ必要はありません。
クレディセゾンの場合:交換する量でレートが変わる
ここが今回いちばん見落とされやすい部分です。クレディセゾンの交換サイト「STOREE SAISON」に掲載されているAmazonギフトカードの条件を、記事執筆時点でそのまま引用します。
| 必要な永久不滅ポイント | 受け取れる金額 | 1ポイントあたり |
|---|---|---|
| 100ポイント(2口以上から受付) | Amazonギフトカード400円分 | 4.0円 |
| 1,000ポイント | Amazonギフトカード4,500円分 | 4.5円 |
| 5,000ポイント | Amazonギフトカード25,000円分 | 5.0円 |
同じAmazonギフトカードでありながら、100ポイント単位で交換すると1ポイント4.0円、5,000ポイントまとめて交換すると1ポイント5.0円です。その差は25パーセントになります。
クレディセゾンの公式サイトには、永久不滅ポイントが利用合計金額1,000円につき1ポイント貯まること、そして「1ポイント=最大5円相当」であることが記載されています。この「最大」が5,000ポイント交換を指していると読み取れる形です。少額ずつ交換していると、公称の最大値には届きません。
永久不滅ポイントは有効期限が無期限とされているため、まとめて交換する戦略が取りやすいポイントです。一方で有効期限があるポイントの場合、まとめる前に失効しては元も子もありません。自分のポイントの有効期限を確認したうえで判断してください。
三井住友カードの場合:1ポイント=1円でチャージする
三井住友カードの公式サイトには、VポイントをVポイントPayにチャージすることで、ネットショッピングや店舗での買い物に1ポイント=1円で利用できると記載されています。利用先はネットショッピングおよびVisaのタッチ決済対応加盟店、iD対応加盟店とされています。またVisaプリペやかぞくのおさいふの残高にも1ポイント=1円でチャージできると案内されています。
1ポイント=1円という分かりやすいレートで、Amazon専用の交換手続きを踏まずに済むのが特徴です。ルート3にあたる使い方になります。


1万円の利用がAmazonでいくら分になるか
獲得レートと交換レートを掛け合わせて、共通の物差しに揃えてみます。
| ポイント | 1万円で貯まる | Amazonでの持ち込み方 | 1万円あたり |
|---|---|---|---|
| オリコポイント | 100ポイント | 600ポイント→Amazonギフトカード500円分 | 約83円分 |
| 永久不滅ポイント | 10ポイント | 5,000ポイント→Amazonギフトカード25,000円分 | 50円分 |
| 永久不滅ポイント | 10ポイント | 100ポイント→Amazonギフトカード400円分 | 40円分 |
| J-POINT(JCB) | 50ポイント | Amazonの支払い画面で直接利用(1ポイント=0.7円) | 35円分 |
1ポイントあたりの数字で見ていたときとは、印象がまったく変わったはずです。永久不滅ポイントの「1ポイント5円」は、1,000円で1ポイントという貯まり方を織り込むと1万円あたり50円分になります。この揃え方の考え方はクレジットカードのポイント交換レートを比較した記事で詳しく解説しています。
この表は基本の獲得レートだけで計算しています。実際には優待サイト経由での上乗せや特約店の加算があるため、使い方によって結果は変わります。またAmazon以外の使い道のほうがレートが高い場合もありますので、Amazonにこだわりすぎないことも大切です。
手軽なルートほどレートが低くなりやすい
ここまで見てきたパターンには共通点があります。交換の手間が少ないルートほど、1ポイントあたりの価値が低く設定されているという傾向です。
- JCBはAmazonの支払い画面で直接使えて手軽ですが1ポイント=0.7円、いったんMyJCB Payを経由すると1ポイント=1.0円。
- クレディセゾンは100ポイントから交換できて手軽ですが1ポイント4.0円、5,000ポイント貯めてから交換すると1ポイント5.0円。
ポイントを少しずつこまめに使う習慣は一見無駄がないように思えますが、レート面では不利に働くことがあります。有効期限に余裕があるポイントなら、ある程度まとめてから動かすほうが手元に残る金額は大きくなります。

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交換前に確認しておきたいこと
最低交換単位:クレディセゾンのAmazonギフトカード400円分は「2口以上から受付」と記載されています。1口だけでは申し込めない設定があることに注意してください。
本人認証:オリコの公式サイトには、ポイント交換の際にメールによる本人認証が必要と記載されています。登録メールアドレスが古いままだと手続きが進みません。
有効期限:永久不滅ポイントは無期限とされていますが、J-POINTは持っているカードの種類によって有効期限が異なるとJCBの公式サイトに記載されています。まとめる戦略が取れるかどうかは、ここで決まります。
戻せるかどうか:ギフトカードやクーポンに交換したあとでポイントに戻すことは基本的にできません。必要な分だけ交換してください。
よくある質問
Q1. どのカードのポイントがAmazonに向いていますか?
1万円の利用あたりで揃えると、オリコポイントが約83円分、永久不滅ポイントが50円分(5,000ポイント交換の場合)、J-POINTが35円分(Amazonでの直接利用の場合)という計算になります。ただし年会費や特約店、付帯サービスまで含めると評価は変わりますので、日常の使い方と合わせて判断してください。
Q2. Amazonギフトカードに交換したあと、ポイントに戻せますか?
戻せません。ギフトカードやクーポンへの交換は片道の手続きです。オリコの公式サイトでは、交換後にクーポンIDが表示・送信される仕組みが案内されており、発行後の取り消しには触れられていません。必要な金額分だけ交換してください。
Q3. ポイントが足りないときはどうすればいいですか?
家族カードのポイントを合算できる仕組みがあれば活用できます。クレディセゾンの公式サイトには、本人と家族の永久不滅ポイントを100ポイント以上100ポイント単位で合算・移行できると記載されています。ただし永久不滅ポイント対象外カードや、SAISON MILE CLUB(ショッピングマイルプラン)に加入している場合は対象外とも案内されています。
Q4. Amazonで直接ポイントを使う設定はどこでしますか?
JCBの公式サイトによると、Amazon.co.jpでの買い物の際にJ-POINTがそのまま使え、Amazon.co.jpおよびAmazon Payでの利用時に使えるとされています。利用する際はAmazon.co.jpの購入画面で操作する形です。事前にカード会社側でAmazonのアカウントと連携する手続きが必要な場合がありますので、公式サイトの案内に従ってください。
Q5. Amazonギフトカード以外の選択肢もありますか?
あります。クレディセゾンの交換サイトには、Amazonギフトカードのほかにスターバックス カード450円分(100ポイント)、FamiPay900円分(200ポイント)、DMMポイントコード900円分(200ポイント)といったメニューが掲載されています。JCBの公式サイトにもApple Gift CardやGoogle Play ギフトコードなどが1ポイント=0.7円分として掲載されています。使う予定のあるサービスに合わせて選んでください。
Q6. ポイントで買った分にもポイントは付きますか?
カード会社によって扱いが異なります。三菱UFJニコスの公式サイトには、電子マネーチャージなど同社が定める特定の取引はポイント付与の対象外という記載があります。ギフトカード残高での支払いはカード決済ではないため、カードのポイントは付きません。この点は織り込んでおいてください。
まとめ
クレジットカードのポイントをAmazonで使うときは、「使えるか」ではなく「どのルートで、いくらまとめて持ち込むか」で結果が変わります。JCBはAmazonでの直接利用が1ポイント=0.7円、クレディセゾンは交換するポイント数によって1ポイント4.0円から5.0円と、同じ会社の中でも幅があります。
交換の前に、最低交換単位・有効期限・本人認証の要否という3点を公式サイトで確認しておけば、手続きの段階でつまずくことはありません。ほかのポイントとのレート比較はポイント交換レートを単位を揃えて比較した記事を、使い道全般はクレジットカードのポイント使い道を解説した記事をご覧ください。
本文の数値は記事執筆時点の各社公式サイトの記載です。条件は改定されますので、交換前にJCBのポイント交換レート一覧、オリコのAmazonギフトカード交換ページ、STOREE SAISONのオンラインギフトコード一覧、三井住友カードのVポイント解説ページで最新の内容をご確認ください。
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