「急にお金が必要になったとき、クレジットカードのキャッシングって使っていいの?」と悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。ATMで手軽にお金を引き出せるキャッシングは便利ですが、その手軽さの裏にはしっかりとしたリスクが潜んでいます。
結論から言うと、クレジットカードのキャッシングは基本的にやめた方がいいです。金利の高さや借り癖のリスクを考えると、安易に利用するものではありません。
ただし、海外旅行中の現地通貨引き出しなど、限定的なシーンでは便利に活用できるケースもあります。この記事では、キャッシングをやめた方がいい具体的な理由と、お金が必要になったときの代替手段をわかりやすく解説します。

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キャッシングをやめた方がいい5つの理由
理由1:金利が高すぎる
これが最も大きな問題です。クレジットカードのキャッシング金利は年15%〜18%が相場となっています。銀行のカードローン(年2%〜15%程度)と比べても、かなり高い水準です。
例えば10万円を年18%で30日間借りた場合、利息は約1,479円になります。「たったそれくらい」と感じるかもしれませんが、毎月借り入れが続いたり、借入額が増えたりすると、利息だけでかなりの金額に膨れ上がります。
理由2:ポイントが貯まらない
ショッピング利用ではポイントが貯まるクレジットカードでも、キャッシングにはポイントが一切つきません。お金を借りている状態なので、ポイントどころか利息を払う側になるということです。
理由3:返済が「リボ払い」になりやすい
キャッシングの返済方法は「一括返済」と「リボ払い」の2パターンが主流です。しかし、デフォルトの設定がリボ払いになっているカードも多く存在します。
リボ払いは毎月の返済額が少なくて済む反面、返済期間が長引き、トータルの利息がどんどん膨らみます。10万円を借りてリボ払いで返済すると、最終的に11万円以上支払うことになったというケースも珍しくありません。
理由4:借り癖がつきやすい
キャッシングの最も危険な点は、ATMで手軽にお金を引き出せてしまうことです。最初は「今回だけ」のつもりでも、一度経験すると心理的なハードルが下がり、つい次も利用してしまいがちです。
「給料日前にちょっと足りないから」という利用が常態化すると、慢性的な赤字家計に陥る可能性があります。借りることに慣れてしまうのが一番危険です。

理由5:信用情報に影響する可能性
キャッシングの利用状況は信用情報機関(CIC・JICCなど)に記録されます。キャッシング枠を頻繁に利用していると、住宅ローンや自動車ローンの審査で不利になることがあります。「この人はお金に困っているのでは」と見られるリスクがあるのです。
キャッシングが「アリ」なケース
基本的にはおすすめしませんが、例外的に活用できるケースもあります。
海外旅行中の現地通貨引き出し
海外のATMで現地通貨を引き出せるのは、キャッシングの大きなメリットです。両替所よりもレートが良いことも多く、必要な分だけ引き出せるため便利です。ただし、帰国後すぐに繰り上げ返済するのが鉄則です。日数分の利息だけで済みます。
本当の緊急時(すぐに返済できる場合)
「財布を落とした」「急な冠婚葬祭」など、本当にどうしようもない緊急時で、かつ翌月にはすぐ返済できるなら、キャッシングを利用するのも一つの選択肢です。ただし、必ず一括返済することが条件です。リボ払いにしてしまうと台無しになります。
キャッシング以外のお金の調達方法
「お金が足りない」となったときに、キャッシング以外の選択肢も知っておくことが大切です。
1. 銀行のカードローン
金利がキャッシングより低いことが多く(年2%〜15%程度)、メインバンクのカードローンなら審査もスムーズな場合があります。ただし、こちらも借金であることに変わりはないため、計画的な利用が必要です。
2. 定期預金の一部解約
定期預金がある場合は、一部解約や定期預金担保貸付を検討してみましょう。自分のお金を活用するため、利息は発生しない(または超低金利)のがメリットです。
3. 家族に相談する
お金の問題は一人で抱え込みがちですが、信頼できる家族に相談するのも一つの手段です。借りるにしても利息がかからず、返済のプレッシャーが良い意味でブレーキになることもあります。
4. 公的な支援制度を利用する
生活に困っている場合は、各自治体の社会福祉協議会による「生活福祉資金貸付制度」など、公的な支援制度もあります。金利が非常に低い(または無利子)ため、まずは相談してみることをおすすめします。

すでにキャッシングを使ってしまった方へ
もしすでにキャッシングで借り入れがある場合は、以下のステップを意識してみてください。
- 繰り上げ返済する:余裕ができたら少しでも早く返済しましょう。日数が減れば利息も減ります。
- リボ払いを一括返済に切り替える:カード会社に連絡すれば変更できることが多いです。
- 追加のキャッシングはしない:借りて返しての繰り返しは最も危険なパターンです。
- キャッシング枠を0円に変更する:今後使わないなら、カード会社に連絡して枠をゼロにしてもらいましょう。物理的に借りられない状況を作るのが一番確実です。
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まとめ
- キャッシングの金利は年15〜18%と非常に高い
- ポイントが貯まらず、リボ払いで利息が膨らむリスクがある
- 借り癖がつきやすく、信用情報にも影響する
- 海外旅行時の現地通貨引き出しなど、限定的なシーンでは活用可能
- 銀行カードローンや公的支援制度など、代替手段を優先的に検討すべき
クレジットカードのキャッシングは、高金利・借り癖・信用への影響など、デメリットが多い仕組みです。緊急時以外は利用しないのが賢明な判断と言えるでしょう。
お金の管理に悩んでいる方は、金融広報中央委員会(知るぽると)で家計管理の基礎を学ぶのもおすすめです。多重債務で悩んでいる場合は金融庁の相談窓口や、法テラスに相談してみてください。
※この記事の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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